• 武装解除

  はっさん

  「優しい人なんていないぜ　武装解除しただけ」とその前の歌詞が単に絶望感というよりは、抑制が効いた空虚感、虚無感を表していて、曲の落ち着いた暗さと通底している気がする。
  『ムカデ』の今にも自殺しそうな感じ、もしくは全世界に爆弾でも落として「自分以外皆死ね」と自暴自棄になってる感じと比べると、攻撃的ではない。でもやり場のない空しさには恐怖を抱いている。
  自分は40歳を超えた頃から、出世や他人の評価や他人との勝負や比較がどうでもよくなって、マウンティングや非建設的な批判をしなくなって、心無い人の行動や発言にも直情的には反発しなくなった。一見物事に寛容になったり優しくなったりしたような気がするが、それは単に武装解除したからというだけかも。
  これが『空白の車窓から』では、「どっかで諦めている　しょうがない」に繋がって、でも空白をもう恐れない姿勢に変化している。過去と現在をつなぐいい曲だなと思います。

• 青森空襲

  きりにりき

  「かつて焼け落ちた町」に「青森空襲で焼け野原」という歌詞があって、ふと「空洞空洞」の「みんな死んだ焼野原で」を思い出しました。
  今まで「空洞空洞」はただただ泣き言を連ねるように、色んな怒りをあても無くぶつけるかのような曲とばかり思っていましたが、「かつて焼け落ちた町」を聴いて、「空洞空洞」って青森空襲に遭った誰かの話だったりするのかなとか、もしかしたら「僕の親父の親父」の話だったりしたのかなと思いました。

• 秀逸です

  べこもち

  深い井戸の底を覗き見るかのようだ。ここまで絶望感を表した唄は思い至らない。弾き語りライブではまたさらに寂寥感に満ちている。秀逸です。
  

• 大好きです

  あみ

  LIVE新言語秩序での空洞空洞が特に好きです。

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