JavaScriptが無効になっています
本サービスをお楽しみいただくには、JavaScript を有効にする必要があります。
OK
生活の果てに音楽が鳴る
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
風
べこもち
窓外を眺めやると雲は過ぎに過ぎゆく日々のように吹き流れる。酷いほどに年々加速度を増し、息巻く風に絡め取られていくようだ。 枯野を吹きめぐる凩の中、灯油やスーパーでの買い出しから帰宅するとこの曲の入ったCDが届いていた。 車から灯油缶を運び、食材を冷蔵庫にしまい込む。出迎えてくれていた猫達がいなくなって久しい冷えたきった部屋を石油ファンヒーターで暖める。 パートナーが帰宅するまでにはまだ時間がある。コーヒーを淹れ、一息ついて聴き始める。 底鳴りする風のように音楽が鳴る。梢を破って言葉が駆ける。 灯油のフレーズの辺りで思わずニヤリとする。いままさに!と… こけつまろびつ雑事に追われ、判で押した生活の果てから音楽が届いたのだ。 語るべき未来の余白は少ない。過去にうつつをぬかして ばかりいる者には痛切に腹にこたえるものがあった。 末梢に気を取られ来たるべき未来が忍び寄る足音に気付けず、あとには隙間風が過ぎた日々の端くれさえも残さず吹き流してしまうだろう。 密かに愚考しつつ、そんな思考の連続性を断ち切るように生活の果ての外れたところにamazarashiという存在が一瞬の光芒の如く立ち現れる。
音楽とともに
なお
どこか退廃的で仄暗いような印象を受ける一方で、諦めずに生き抜く強さを感じます。 「今じゃ守りたいもの達は 自分の外にしかない」という歌詞にハッとさせられました。 今は理想には程遠いけど、俯かずに音楽と一緒に生き延びて、守りたいものを見つけようと思います。 大好きな1曲です!
back
生活の果てに音楽が鳴る
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
風
べこもち
窓外を眺めやると雲は過ぎに過ぎゆく日々のように吹き流れる。酷いほどに年々加速度を増し、息巻く風に絡め取られていくようだ。
枯野を吹きめぐる凩の中、灯油やスーパーでの買い出しから帰宅するとこの曲の入ったCDが届いていた。
車から灯油缶を運び、食材を冷蔵庫にしまい込む。出迎えてくれていた猫達がいなくなって久しい冷えたきった部屋を石油ファンヒーターで暖める。
パートナーが帰宅するまでにはまだ時間がある。コーヒーを淹れ、一息ついて聴き始める。
底鳴りする風のように音楽が鳴る。梢を破って言葉が駆ける。
灯油のフレーズの辺りで思わずニヤリとする。いままさに!と…
こけつまろびつ雑事に追われ、判で押した生活の果てから音楽が届いたのだ。
語るべき未来の余白は少ない。過去にうつつをぬかして
ばかりいる者には痛切に腹にこたえるものがあった。
末梢に気を取られ来たるべき未来が忍び寄る足音に気付けず、あとには隙間風が過ぎた日々の端くれさえも残さず吹き流してしまうだろう。
密かに愚考しつつ、そんな思考の連続性を断ち切るように生活の果ての外れたところにamazarashiという存在が一瞬の光芒の如く立ち現れる。
音楽とともに
なお
どこか退廃的で仄暗いような印象を受ける一方で、諦めずに生き抜く強さを感じます。
「今じゃ守りたいもの達は 自分の外にしかない」という歌詞にハッとさせられました。
今は理想には程遠いけど、俯かずに音楽と一緒に生き延びて、守りたいものを見つけようと思います。
大好きな1曲です!
back