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不眠症の見張り番
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
望郷の回路
べこもち
amazarashiを知る以前のこと。上京して数十年来の青森は北海道へ渡航の為のほんの短い滞在だった。何ら帰郷したという感慨を与えるものではなかった。 出航して暫くしてから、潮風を求めて何気にデッキに出た。舷側を覗くと濃紺の海面に紡錘形の巨大な魚影が視線を導いた。そこに陸奥湾越しに、下北半島が視界に拡がり思考が停止せしめるものに襲われた。それは波頭をもたげ、崩れては盛り上がり波に呑まれかき回されていくようだった。 何の準備もなく自分の知らない感情に出くわした思いだった。 旅を終え日常の生活へ戻り、内側で起きた変化は通り過ぎるだけのもので終わると思っていた。 後にamazarashiを知り、故郷の地名を耳にするたびに望郷の回路のスイッチが起動するようになった。 気が遠のくほどの歳月を封じ込めていた過去を曳き網にかけた航旅の情景が交叉する。 もし帰ってみたらという思いが朧げながら形をとりだしてきた。(そんな思いを抱くことすら予想外だった) どこにも錨を下ろせずにいた疼きを伴う美しからざる思い出を連れ帰るだけの事かもしれないと恐れながら。 水に墨汁を落とし込んだように滲んでゆっくりと拡がり続けた自分の中のむつ市の空の汚れ。 いつかはamazarashiの曲が切れ端となり、風の轍に乗せてどこか遠くへ吹き飛ばしてくれているだろう。
私だけじゃないのかと思わせてくれる。
miya2910
全ての人の悩みをのみ干すから青も黒く汚れてしまった空。不眠症で今日も眠れない。家族のことが心配過ぎて。それほどありがとうも掃除しときますも言われないけれど笑った日の切れ端はたくさん持ってるな。 他人を慮って人に優しくして自分が馬鹿を見て家族に迷惑かけてばかりだけど、この歌聴いて慰められてます。ありがとう。
(悪人を掃除するヒーローがいた気がして)
michel
初めて聴いたとき「それか誰かのありがとうで」で心にぽっと灯がともったかのように温もりを感じました。3回繰り返されるその3回ともです。その温もりは「ありがとうで」のあとのアレンジによって拡がりを持ちます。秀逸で素敵なアレンジ。この曲はここアポロジーズにとても似合ってる。ここにはありがとうが溢れているから。
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不眠症の見張り番
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
望郷の回路
べこもち
amazarashiを知る以前のこと。上京して数十年来の青森は北海道へ渡航の為のほんの短い滞在だった。何ら帰郷したという感慨を与えるものではなかった。
出航して暫くしてから、潮風を求めて何気にデッキに出た。舷側を覗くと濃紺の海面に紡錘形の巨大な魚影が視線を導いた。そこに陸奥湾越しに、下北半島が視界に拡がり思考が停止せしめるものに襲われた。それは波頭をもたげ、崩れては盛り上がり波に呑まれかき回されていくようだった。
何の準備もなく自分の知らない感情に出くわした思いだった。
旅を終え日常の生活へ戻り、内側で起きた変化は通り過ぎるだけのもので終わると思っていた。
後にamazarashiを知り、故郷の地名を耳にするたびに望郷の回路のスイッチが起動するようになった。
気が遠のくほどの歳月を封じ込めていた過去を曳き網にかけた航旅の情景が交叉する。
もし帰ってみたらという思いが朧げながら形をとりだしてきた。(そんな思いを抱くことすら予想外だった)
どこにも錨を下ろせずにいた疼きを伴う美しからざる思い出を連れ帰るだけの事かもしれないと恐れながら。
水に墨汁を落とし込んだように滲んでゆっくりと拡がり続けた自分の中のむつ市の空の汚れ。
いつかはamazarashiの曲が切れ端となり、風の轍に乗せてどこか遠くへ吹き飛ばしてくれているだろう。
私だけじゃないのかと思わせてくれる。
miya2910
全ての人の悩みをのみ干すから青も黒く汚れてしまった空。不眠症で今日も眠れない。家族のことが心配過ぎて。それほどありがとうも掃除しときますも言われないけれど笑った日の切れ端はたくさん持ってるな。
他人を慮って人に優しくして自分が馬鹿を見て家族に迷惑かけてばかりだけど、この歌聴いて慰められてます。ありがとう。
(悪人を掃除するヒーローがいた気がして)
michel
初めて聴いたとき「それか誰かのありがとうで」で心にぽっと灯がともったかのように温もりを感じました。3回繰り返されるその3回ともです。その温もりは「ありがとうで」のあとのアレンジによって拡がりを持ちます。秀逸で素敵なアレンジ。この曲はここアポロジーズにとても似合ってる。ここにはありがとうが溢れているから。
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