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ハルルソラ
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
苦しかった、あの夏の匂いを彷彿とさせる
クミ
令和二年、6月9日・amazarashi10周年おめでとうございます。 初めて歌詞にコメントを残します。 この曲は、初めて聞いた時に随分とポップだな、と驚いた覚えがあります。 当時の私は学生で、思春期と学校生活での挫折が相まって自分自身の存在意義を見出さずにいました。 早く死ななきゃ、世間様のご迷惑だ、と。有害でごめんなさい、と。予備校のトイレでお母さんが作ったお弁当を食べながら、日々考えていました。それでも、心のどこかに死んでたまるか、という反骨精神を煮え滾らせていました。 予備校へ向かう道、まっすぐの歩行者用道路。誰にも言えないような本心を抱え、誰も信じないと目を光らせて、ダラダラと汗を流しながら上目遣いで歩いていました。 シャッフルで曲を流し続けるiPhoneから、ハルルソラが流れてきたのはそんな時でした。 焦げるような日差しと、ライトブルーの空、くっきりとした雲、不健康な私の精神と不釣り合いで、笑えてきました。いっそ走り出してしまおうと、この曲を聴きながら歩道をセーラー服で駆け抜けて、生温い風を全身に浴びました。 自分が卑屈でも、きもちいい空と空気は何食わぬ顔でずっと自分を包んでいる夏。自分が情けなくて、最早潔くて、この空を手放すのは惜しいな、と思ってしまいました。 あの時の自分をこの曲は思い出させてくれます。あれから何年も経ちましたが、いつだってあの時の空は鮮明で、馬鹿馬鹿しいです。 あの頃の自分に、まあまあちゃんと生きてるし、今日も空は青いよって言える今を、ありがとう。
意外性
サリサリ
ラブソングがリリースされて初めてこの曲を聴いた時、爽やかさに驚きながらも気持ち良く聴いた思い出。雑誌のインタビュー記事だったかで歌詞と曲が相反する作品だと知りましたが、それでも爽快さは失われず今でもドライブのお供です。
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ハルルソラ
作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
苦しかった、あの夏の匂いを彷彿とさせる
クミ
令和二年、6月9日・amazarashi10周年おめでとうございます。
初めて歌詞にコメントを残します。
この曲は、初めて聞いた時に随分とポップだな、と驚いた覚えがあります。
当時の私は学生で、思春期と学校生活での挫折が相まって自分自身の存在意義を見出さずにいました。
早く死ななきゃ、世間様のご迷惑だ、と。有害でごめんなさい、と。予備校のトイレでお母さんが作ったお弁当を食べながら、日々考えていました。それでも、心のどこかに死んでたまるか、という反骨精神を煮え滾らせていました。
予備校へ向かう道、まっすぐの歩行者用道路。誰にも言えないような本心を抱え、誰も信じないと目を光らせて、ダラダラと汗を流しながら上目遣いで歩いていました。
シャッフルで曲を流し続けるiPhoneから、ハルルソラが流れてきたのはそんな時でした。
焦げるような日差しと、ライトブルーの空、くっきりとした雲、不健康な私の精神と不釣り合いで、笑えてきました。いっそ走り出してしまおうと、この曲を聴きながら歩道をセーラー服で駆け抜けて、生温い風を全身に浴びました。
自分が卑屈でも、きもちいい空と空気は何食わぬ顔でずっと自分を包んでいる夏。自分が情けなくて、最早潔くて、この空を手放すのは惜しいな、と思ってしまいました。
あの時の自分をこの曲は思い出させてくれます。あれから何年も経ちましたが、いつだってあの時の空は鮮明で、馬鹿馬鹿しいです。
あの頃の自分に、まあまあちゃんと生きてるし、今日も空は青いよって言える今を、ありがとう。
意外性
サリサリ
ラブソングがリリースされて初めてこの曲を聴いた時、爽やかさに驚きながらも気持ち良く聴いた思い出。雑誌のインタビュー記事だったかで歌詞と曲が相反する作品だと知りましたが、それでも爽快さは失われず今でもドライブのお供です。
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